ご機嫌いかがでしょうか?
少し間隔が空きましたが、2回目の法話です。
今回のテーマは「呼び方の変化」についてです。
魚にも出世魚などありまして、ハマチからブリのように、人もその時期により変わると思います。
先ずは生まれる時から俗に言う「赤ちゃん」です。この頃は「生まれる人」生人(せいじん)です。
園児や学生時代などが「青い人」(せいじん)。
体は大人サイズになり、同性以上に異性が気になり、法律でも大人とみなされてもあどけなさ残りながらも大人の性人(せいじん)。
やがて仕事の責任をもたされたり家庭でも主人や家の長になり、いろいろ治めるようになる頃を政人(せいじん)。
そして老後を迎え肉体のフィナーレが見えてきて「人生は修行」の終業になり始めて「成人」で(せいじん)人として任期満了とともに仏の里にかえる。
後に法事も三十三回忌も過ぎ、人々の記憶から消える事によって始めて星人(せいじん)になるのではないかと思います。
清い人になるのは大変ですが目指す価値はあります。
これを読まれている方がどの(せいじん)かは分かりませんが、過ぎた(せいじん)なら思い当たるところあるはずです。
人生はいつも学びと修行です。それが聖人なのかもしれません。
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