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  • 執筆者の写真密寺 満願

一言法話:第十四話

更新日:2023年9月26日

最近あるのかは知りませんが、結婚披露宴のスピーチで三つの袋、「胃袋、堪忍袋、お袋」などや「人生は上り坂、下り坂、まさか」が有ると言う話をされますが、日々生活していると本当に「まさか」があります。

私も新しい年を迎えて「まさか」を経験しました。

もちろん、「良いまさか」と「悪いまさか」がありますが、今回は悪いまさかです。

それは法類(寺同士が親戚)の住職が遷化しました。

彼は年下で元気で体の見た目は健康体なので連絡を頂いた時は大きな声で「はぁ~」と言ってしまいました。

親しい方に伝えた時にも皆驚かれていました。

彼は決して永い人生ではなかったですが、人生を全力で精一杯生きました。

人は生まれる順番は分かりますが死ぬ順番は分かりません。

仕事柄順番違いは何度も見てきましたが、これは不幸の最上級だと思います。

致し方無い事なのでしょうが。

親御さんを亡くされた喪主の方が「何も親孝行していません」とおっしゃられることが有りますが「順番を守られているのだから十分孝行されています」と伝えています。

自分の願いとは違って、早くお迎えが来てしまう事もあるのが人生です。

日頃から朝起きて願いをし、夕に感謝する事を心掛け一日一日を生かされているのだと思いつつ生活しましょう。 合掌




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