top of page
検索
  • 執筆者の写真密寺 満願

一言法話:第七話

更新日:2023年9月26日

閲覧注意

読んで不快だと感じたらすぐに読むのをやめてください。

今回のテーマは「責任」です。

先般SNSニュースを見て目に入りました。

餓死した5歳児の件で呼吸が止まる数時間前に絞りだした言葉が

「ママ、ごめんね」

これを読んだ時にあまりにも悲しくて涙が立て板に水様に落ちました。

その後も思い出すと哀しくて泪が涌こと尽きません。

その瞬間を見ていなくても姿が見え声が聞こえます。

こんな悲劇、誰の責任?

親、家族、社会、政治?

それとも宗教者?

これは誰ではなく全ての大人の責任だと思います。

自分の子、他人の子に関係なく、子供は宝です。

当事者だって背景があり、そこには社会があり行政があり国があり国のかじ取りする政治家がいる。そんな大きな事の前に、私達宗教家が衆生を教化しないといけないのに出来てない結果です。

拙僧は当事者と会った事もないし誰かも存じあげないけれど、自分の無力差と繰り返される悲劇に閉口し、自分は本当に宗教者には向いてない。住職をしてて良いのだろうか?とさえ思いましたが、こんな拙僧を頼りにしてくれる方が一人でもいる限り、逃げ出してはいけないのだと自分に言い聞かせています。

兎にも角にもこんな悲劇がこの世から無くなることを祈り続けます。



閲覧数:13回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page