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一言法話:第三十三話

執筆者の写真: 密寺 満願密寺 満願

お彼岸の過ぎて少し過ごしやすくなりました。

本年も酷暑でした。

先日ある場所のあるところである方が「それって意味あるの?」という趣旨のお言葉を口にされました。

私はそれを耳にした瞬間???「それを言っちゃダメだろう」と思いました。

私達僧侶は誰しもまず出家得度をします。

得度式のなかで戒を頂きますが、その戒の中の一つに「嘘をついてはならない」とあり、「これを守ります」と誓うのですが実際に守れていません。絶対に…。

意図してつく嘘もありますし、結果的に嘘になることもある。

良い嘘(そんなの有るの?方便?)悪気がある嘘もあります。

分からないでつく嘘もあります。

朝の挨拶で「今日もいい天気ですね。」と言っても、夕方には雨かもしれません。

結果これも嘘になります。

そんなん最初から分からないやん。

ですがもっと極端な話をすれば、事故の場面に遭遇したとして被害者に「助かるから頑張れ」と励ますのも、本来医者でもない自分が助かるか分からないのに嘘を言っているという事になりますが、人として戒を破っても励まします。

冒頭の 意味あるの?

っと言うのも何かをすることで意味が出来るのだと思います。

そのことをもう一度教えて頂いた感じしました。




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