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一言法話:第三十八話

執筆者の写真: 密寺 満願密寺 満願

この冬はこのところの暖冬とは違い冬らしい冬でした。

まだ日中でも陽を浴びないと寒いのですが。

近年はうだるような暑さの夏より偶に雪化粧する過ごしやすい冬が良かったですが、先の観測史上最高連発の焼け死ぬんじゃないか夏と豪雪の凍え死ぬじゃないか冬もどちらも大変な季節は生きにくいですね。

暖冬な世の中が当たり前になり厳しい極寒の2月ですから「梅まつり」を催すとこも期間中は蕾の梅まつりになりました。

たまたまなのかやはり寒さの影響か今年は死んでいる野鳥を何度か見ました。

しかし、暦は弥生。

春の彼岸を迎えます。

ご先祖様が彼岸から此岸にこられます。

牡丹餅を準備してお迎えしましょう。

こんな事を聞いた事あります。

人間を含め生き物を数える単位は死んだ姿で呼ばれる。

馬や牛などは「頭」 鳥は「羽」 魚は「尾」(生きて居る時は匹ですが)中にはウサギやカニみたいな特殊なものもありますが、人は「名」ですね。

時と場合により「人」と使いますが「名」が正しい使い方だとおもいます。

人は二度死ぬと言います。一度目は肉体が死んだ時。

二度目は人々の記憶から消えた時。

誰もが自分から五代遡ったご先祖さまを知りませんが、名前を知ることは出来ます。

生きていた時の俗名。

亡くなった後の戒名。

彼岸の向こうにある涅槃はこの世とは違う時間が流れていると聞きます。

俗名は長く使っても百うん十年ですが戒名は仏の里の名前なので永く使います。

名前は大切です。




 
 
 

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