一言法話:第四十話
- 密寺 満願
- 5月1日
- 読了時間: 2分
今年は花が咲くのが例年より遅く、落葉は早いと感じられる年です。
例年は5月のゴールデンウイークになったら楠や、どんぐりの木の落葉掃除していたのですが、今年はかなり早くから落ち葉掃除をしております。
しかし、カラスの巣塚りは見ていません。
さてそんな落ち葉掃除をしていて、昼にコンビニでおむすびを購入して頂きました。
しかしなんでもそうですが、モノの価格が高くなり過ぎだと痛感します。
昆布のおむすび一個が百五十円もします。
むすび三個とお茶を購入するとワンコインという訳にはいきません。
生活費全般高騰していますが、手取りは増えていない。
お寺の運営は皆様の気持ちが浄財となり、納められて成り立ちます。
普通給料が増えたから浄財を多くしようとはなりません。
いくつもの段階を経て浄財に反映します。
法要で他の寺院さんと一緒になると
「ゴールデンウイークは忙しくない。」
という話で合致します。
現代ではゴールデンウイークは家族でレジャーする時期になっています。
また少子高齢化に伴い連休に里帰りして親の面倒を見ているという方も相当数いらっしゃるようです。
今は若くともいずれ自分に順番が回ってきます。
親の面倒を見る。
先祖供養する。
自分自身がやるべき時にやるべき事をしておかないと、自分がして貰う立場となった時にしてもらえません。
若い頃はいろいろと忙しく大変かもしれませんが、して貰う時にしてもらえないのは寂しいものだとおもいます。

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