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一言法話:第五話

執筆者の写真: 密寺 満願密寺 満願

更新日:2023年9月26日

言葉。

人類があみ出した文化です。真言宗も口伝を大切にします。「ロイ」と言い言葉で伝えていく。私は以前から言葉は発した言葉より受け取った言葉が大切であると思ってます。真言もサンスクリット語で唱える事は出来ても古代インド人に正確に伝えられる現代人は居ないと思います。言葉はコミュニケーションツールだから伝われば良い。というのはその通りですが、例えば人気の蕎麦屋さんに行き帰り際に、決まり言葉の感じで「ありがとうございます」と言われるよりは、顔を向けて「ありがとうございました。」と言われた方が間違いなく好感です。

「何当たり前のことを」と言われるかもしれませんが、繰り返しますが言葉は発信より受信が大切です。乗り物で席を譲るとしても「私は大人だから、男らしいから」などと言って譲るより、「席譲ります、どうぞ」と言った方が「大人だなぁ」と感じるのでは?日本で最初に句読点を入れた書物は「吾輩は猫である」夏目漱石著らしい。

そんな夏目漱石が「I LOVE YOU 」を初めて翻訳した時に「月が綺麗ですね」と訳した様に、同様に相手に伝わるかが大切です。人類が偉大な発明の言葉。人類が滅びても残る言葉。使う時相手にどう伝わるかが

思いやりですよね。



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