3回目の一言法話です。
當山にも鐘楼堂宇(鐘撞堂)が有ります
昭和五十四年五月に貞平喜一郎 アサミ夫妻の寄進にて建立されました。
私の子供の頃の記憶で本堂の西南の角の回廊にあった釣鐘が鐘楼堂に出来て移動するのは
一大事で、また建立記念で屋根の上から餅を撒いたのを覚えています。
大きな霊場や観光寺などでは、お参りの方が釣鐘を突けるとこあります。
当山の鐘楼堂もわかりやすく目立つ位置にありますが、来られた方が突くことは年に数回しかありません。
あまりにも珍しいので「昨日鐘の音がしましたね」などと言われることもあります。
霊園に墓参りを偶に来られる方が突かれます。それも必ずと言って良いほど帰る時に。
昔から「でがね、いりがね」と言い帰る時には鐘は突くものではないとされてます。
「出鐘は出金になる」と言われたりします。本当かどうかは別にして鐘をインターフォンと考えると来た時には鳴らすけど帰る時に鳴らしたら悪戯になります。
作法の一つですが、当たり前なことが作法として沢山有ります。
お寺に残して良いのは足跡だけと聞きます。当たり前なことをして功徳を積みましょう。
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