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一言法話:第五十二話

  • 執筆者の写真: 密寺 満願
    密寺 満願
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

私の父であり当山の先代は昭和六年生まれで戦前生まれであり戦中戦後を生きた人間なので私が子供の頃色々躾?と言うかいろいろ言われました。

例えば箸の持ち方、人前での食べ方、なるべく好き嫌いを言わないなど。

今思うと食べる事が多いと感じます。

この歳になると食べるという行為は人間性が出るからだと思います。

子供の時母から「父さんは何でも食べるのよ」と言われ見習えと教えられました。

まぁこれは大人になれば単に母が父の嫌いなものを家に置いていなかったのだと分かりますが。

人間なので好き嫌いは本来当たり前で逆に人間らしいとも言えます。

これは食べ物の話だけではなく様々な事がそうです。

特に難しいのが人間関係だと思います。

先日ある檀家さんから電話をもらいました。

以前から対応に気を付けないといけない方でしたので一番良いと思われる対応をしてきたつもりでしたが、先方にはなかなか私の思いは伝わっていないと感じられることもあり、私なりに配慮をして対応してきたつもりでした。

そんなある日、電話を頂きましたが対応出来ず留守電になり留守電のメッセージに録音されていました。 その方は留守電になっていると気がついておられなかったようで、俗に言う心の声が録音されていました。

具体的には表しませんが。

元々そんな感じの方だったので私的には何とも思いませんでしたが、私も心の声が漏れることあるので本当に難しいけど気を付けようとおもいます。

以前から「言葉は発した人より聞いた人にどう伝わるか」が大切だと言い続けております。

じゃお前はきちんとしているのか?

といえば出来ていませんが気を付けていないともっと出来ないことです。

仏様に花などをお供えする際、本来であればお供え物は仏様に向けるべきですが、実際にはお供えをする人の方に向けて供えます。これは、故人と向き合い心を穏やかにし、お供えをした瞬間から仏様の世界に入り、その世界観を表現し、それを分かち合っていただけるからです。

教えは知るだけではなく実践しないといけません。

難しいことですが。


 
 
 

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